開発技術者は、マーケティング知識をこう使える!

開発技術者が、良いものを作りたい、と思ったとき、どうすればよいでしょうか。

マーケティングの枠組を使って、顧客が求めるものを考え、技術でそれを実現する、というのがひとつのやり方だと思います。

いつ、マーケティングするか

では、開発のどんなところでマーケティングが生かせるでしょうか。

私は、下記のようなときに、マーケティング知識が生かせると考えます。

・要素技術に関する計画、検討をするとき

・商品の仕様を検討するとき

・製品の作り込みをするとき

要素技術に関する計画、検討をするとき

このとき、その技術がなんのためのものか、何に役立つのか、ということを考えねばなりません。

言い換えると、顧客にとって、どんな価値がある技術を開発しようとしているか、考える、ということになります。


この段階では、こういうものが顧客に喜んでもらえるだろう、便利だろう、という技術者の思い込みから計画が推進されがちです。

しかし、本当にそれが顧客にとって価値のある技術であるか、ということは、客観的に評価、検証されるべきものです。

技術開発は、多額の費用と時間と労力がかかる投資です。より成功確率とそこから得られる利益が大きいものに投資をするため、検証、調査が重要になります。

ここでは、アンケートや顧客への直接聞き取りなどからなるマーケティングリサーチが生かせるでしょう。

商品の仕様を検討するとき

商品の仕様が、顧客に合っているものであるか、考えることも重要です。

手間と時間をかけて開発した製品でも、顧客に合っていないものであれば、顧客に喜んでもらえないことになります。

そのようなことにならないよう、まず、どんな顧客のための製品か明確にし、その顧客が求めるものは何かということを理解した上で仕様を作る必要があります。

また、流通経路、販売のルートなども意識する必要もあります。

業界によっては、消費者より、問屋などに気に入って貰う必要があることもあるでしょう。

ここでは、STPの枠組みや、4Pの枠組みの考え方が使えます。

そして、これらの一貫性を保つよう、注意を払わねばなりません。

製品の作り込みをするとき

ここでも、作っている製品が顧客に合っているか、意識する必要があります。

細かい機能の作り込みや操作性を考える上で、どんな顧客にどんな価値を提供するからこういう実装や外観、反応速度が最適だ、と言えるような作り込みができた製品は、顧客に受け入れられやすいでしょう。


ここでも、STPの枠組みや、4Pの枠組みの考え方が使えます。


他にも、マーケティングの考え方が使える場面があるかもしれません。

技術者が普段考えるような、性能や品質もだいじですが、マーケティングを通じて、顧客を知り、顧客に沿った開発ができれば、より良い製品が開発できるのでは、と思います。

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