【続報】95光年先から来たはずの電波は、旧ソ連の軍事衛星からのものだった!?

先日お伝えした以下のニュースについて、続報が有りました。 

www.galleon.blue

 

結局、95光年先の恒星(HD164595)付近から出た電波では無く、地球から出た電波だということです。

japanese.engadget.com

でも、結局、地球の何の電波が観測に引っかかったのか、このニュースからではよくわかりません。

というわけで、調べてみました。

 

 

RIMG0096

Ratan-600を運用する観測元による発表

今回の件、観測した電波望遠鏡を運用しているロシアの機関「RAS」が以下の様な発表をしていました。

an interesting radio signal at a wavelength of 2.7 cm was detected” but “subsequent processing and analysis of the signal revealed its most probable terrestrial origin.

波長2.7cmの興味深い電波が検出された。『しかし』、その後の処理・分析によると、信号は地球発の可能性が高い。(がれぶる適当訳)

https://www.sao.ru/Doc-en/SciNews/2016/Sotnikova/

観測した機関がすでにこんなふうに、95光年先から来た、ということを否定しちゃってるわけですね。電波の発信源は地球発のなんらかの電波かというわけです。

波長2.7cmといえば約11.1GHz。周波数の割当を調べたところ、国際的に、衛星から地球に向けた通信に使用している周波数のようです。
(参考)総務省 電波利用ホームページ | 周波数割当計画の検索

 

別のニュースではソ連の軍事衛星だと・・

また、別の海外ニュースでは、以下のように言われています。

www.seeker.com

Alien(宇宙人)ではなかった、と。

少し引用すると、以下のようなことが書いてあります。

 11.1 GHz radio signal was actually produced by a Soviet era satellite.
この11.1GHzの電波は、ソビエト時代の衛星によるものだ。(がれぶる抄訳)

 

“However, an additional check showed that it was emanating from a Soviet military satellite, which had not been entered into any of the catalogs of celestial bodies.”
しかし、確認したところ、ソビエト時代のヒミツの軍事衛星から出たものだということが分かった(がれぶる適当訳)

今回観測したRASという機関のAlexander Ipatov という科学者がこのように言ったそうです。

おそらく、旧ソビエト連邦の衛星が、たまたま電波望遠鏡の真上で電波を出してしまい、それを電波望遠鏡Ratan-600が観測した、ということのようです。


結論

電波の強さというのは、発信元からの距離の2乗に反比例します。
95光年先からものすごい強度の電波が発信されたときと、衛星軌道からそれなりの強度で発信されたときで、地上での受信強度は同じくらいだった、ということですね。

今回の電波は、地球外知的生命体の出したものではなかった!という残念な結果になりましたが、ソ連の軍事衛星とか、逆にどきどきするようなものが出てきちゃいましたね。

 

 

ロシア宇宙開発史: 気球からヴォストークまで

ロシア宇宙開発史: 気球からヴォストークまで

 

 

  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す




CAPTCHA


関連記事

noimage
noimage
電気を通すシルクのつくり方、使い方
noimage
noimage
noimage
noimage
noimage
coincheckのアプリで、持っているコインの価値やチャートをすぐに見られる!
noimage
noimage
硫黄呼吸の可能性について妄想してみた
noimage
宇宙で人類が活動範囲を広げるための「キラーアプリ」とは?
noimage

Menu

HOME

TOP