卒業アルバムのあの娘の写真も、人工知能がディープラーニングで拡大してくれます。

デジカメの写真では、1ピクセルより小さいものは、どんなに拡大しても見られません。印刷した写真も、どんなに引き延ばしても、虫眼鏡で拡大しても、印刷の都合で限界があるんですよね。

しかし、人工知能がその限界に挑んでいます。

卒業アルバムに写ったあの娘の小さな写真、もっとはっきり見たいのに、なんてときに役立つかもしれません。

pc.watch.impress.co.jp

 

目次

 

何ができる技術なの?

今回の技術でできることは、顔の写真の引き延ばしです。

解像度が低い顔の画像の解像度を上げてくれます。小さくてよくわからない写真を、大きくわかりやすい写真に変換してくれるわけです。

具体的には、以下の左端の画像から左から3番目の画像を作ってくれるみたいです。

ちなみに右端が正しい写真。左から2番目が従来の技術による方法です。
f:id:galleon_blue:20160905084744j:image

pc.watch.impress.co.jpより引用

ちょっとおかしい所もありますが、おおむね印象は再現できているのではないでしょうか。

 

どんな仕組みなの?

 最初に、1ピクセルより小さいものは見られない、という話をしましたが、この技術では1ピクセルより小さいものを再現できているように見えます。

なぜこんなことができるかというと、コンピュータが多数の顔写真のデータベースをもとに、こんな顔だろうと推測しているからです。

たくさんの、きれいな顔写真と、きれいな顔写真をわざと粗くした顔写真の組をコンピュータに読み込ませます。この組をもとに、粗い写真をきれいな写真にするにはどうすればよいか、いろいろな数式をコンピュータが試行錯誤して当てはめながら、学んでいくわけです。

f:id:galleon_blue:20160905124425j:image

こういう学びが完了したコンピュータに、新しい粗い写真を入力すると、きれいな写真が現れるわけです。このようなコンピュータの使い方を、コンピュータという機械が学ぶ、というしくみであることから、「機械学習」といいます。

今回紹介した技術では、機械学習の一種である「ディープラーニング」という方法を使って、コンピュータにきれいな画像の作り方を学ばせていたわけです。

 

今後の予想と使いみち

今回の技術は、まだイマイチなところもあります。

眼鏡のおじさんの顔とか、変なことになってますしね。でも、学習に使用するデータを民族ごとに分けるとか、制度を上げるとかすれば、完璧に近い写真がつくれるかもしれません。

この技術が発展し、もっと精度が高まれば、次のようなことに役立ちます。

・監視カメラの粗い画像から犯人の顔写真を作り出す

・昔の写真の解像度を上げる(卒業アルバムのあの娘の写真も!)

・モザイク外しなんかもできちゃうかも

 

今後の発展に期待したいところです。

 

 

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