会社組織における多様性は、管理職次第で死ぬ

人材の多様性がだいじだ、なんて言われることが多いです。

多様性の確保のために女性を管理職にしてみたり、外国人などを雇用してみたりしている会社も多いかと思います。

でも、会社の文化を変えずに、みための多様性を確保しても、成果って出ないですよ。

気を付けないと、「多様」なひとがやる気をなくしてしまいます。

会社にとって、多様性は何のため

会社組織が多様性を確保するのは、何のためでしょうか。

わたしは、次の2つの理由があると思います。

発想の多様性のため

会社で業務を推進する上では、様々な視点が必要です。

消費者の好みが多様化するなか、会社は、消費者の好みに合わせて商品やサービスの「良さ」をだしていくことが必要です。

そして、「良さ」をだしていくために、どんな「良さ」が求められるかアイデアをだし、そして、そのアイデアを評価して、いくつかに絞って実現することが必要です。

そんなとき、会社のなかで、皆が同じような「良さ」のアイデアしか出せないとすると、変わりゆく消費者の好みに合ったアイデアを出していくことはできないでしょう。

また、ひとつの 視点でしか「良さ」を評価できない、としたら、いくら良い、消費者に好かれるようなアイデアが生まれたとしても、それが会社のなかで評価されない、という可能性があります。

これは、消費者が直接の相手ではない、総務や技術者の仕事も、同じです。「消費者」が、その仕事の対象、例えば「書類整理のやりかた」や「製品開発」になっていくだけです。

 

思わぬピンチに対応するため

また、自然界での多様性は、環境の変化に対応し、種が滅亡しにくくなるように働くこともあります。

例えば、同じ種のなかで、温度上昇に強い個体と、温度低下に強い個体というふうに、さまざまな特徴をもつ個体がいたとします。

そうすれば、環境の温暖化や寒冷化が起こったときに、全滅せずに、一部だけでも生き残るということができるわけです。

同じように、いろいろな能力、考えかた、バックグラウンドをもつ社員をもっていれば、ビジネス環境がおおきく変化したときでも、会社としていきのこるための手が打ちやすくなるはずです。

多様性を殺す管理

こんなのは多様性じゃない

いっぽう、女性管理職を多く確保することで、対外的なイメージをよくすることを狙う・・なんてことは、よくありそうです。

でも、その女性管理職に、男性管理職と同じような仕事の進め方、管理のしかたを強要したらどうなるでしょうか。

女性であるその人らしい発想やアイデアが出にくくなるでしょう。

こういう「人材の多様化」は、多様性確保の本質からすると、的はずれなことなんです。

 

マイクロマネジメントは多様性を殺す

これは、女性を登用する場合に限りません。

上司が部下の発想や行動を画一的に縛るような、管理のしかたをすると、部下は多様な発想や行動ができなくなってしまいますし、その意欲も奪われてしまいます。

いわゆる、マイクロマネジメントと言われるような管理をするような上司は、人材の多様性の良さを殺す、という意味でも最悪なわけです。

マイクロマネジメントと言うほどではなかったとしても、部下のやりかたを上司のやりかた、考え方で縛ることは、多様性のメリットを殺すことになります。

せっかく多様だった人材をひとつの型にはめてしまうわけですから。

仕事というのは、生活の糧をえるだけでなく、自分らしさの実現のために、自己実現のためにやる、という面があります

自分が自分らしく、仕事ができないとしたら、モチベーションも上がらないってもんです。

多様性を活かすマネジメント

では、どのようにしたら多様性を活かしたビジネスができるでしょうか。

上司が自分の発想と違う、経験からは結果が予想できない発想や仕事のやりかたをうけいれる。そんな形が理想です。

品質や安全性など、会社として上司として、どうしてもゆずれないポイントのほかは、部下に任せてしまうというのが必要です。

その人が、その人らしくいることを保証することが、多様性から成果を生むためには大事なわけです。

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