北朝鮮やシリアの動乱を少しでも理解するために。「常識としての軍事学」を読んでみた

北朝鮮やらシリアやら、なにかときな臭いこのご時世を、どのように見るべきか。

そういうことを考えるための基礎知識を身につけるておきたいものです。

今回は、この、きな臭いご時世に欠かせない「軍事」というものについて学ぶことができる「常識としての軍事学」に書かれていた知識をいくつか紹介します。

標準化という概念は軍事から生まれた

技術者にとって、「標準化」という概念は身近なものです。

筆者によると、この「標準化」の考え方は、軍事上の合理性から出てきたものだ、ということです。

われわれの身の回りでも、JIS規格だとかISO規格だとかがありますね。

皆で同じルールに則って作られたものを使うことで、利便性を増すことができるわけです。

シャープのテレビとパナソニックのテレビでは、家のアンテナの工事方法が違う、なんてことになったら大変です。

近代軍隊でも、鉄砲と弾の種類を共通にし、標準化しました。

そうすることで、いざという時に弾が撃てない、弾がない、なんてことを起こりにくくしたわけです。

海外では「軍事」を大学の教養学科として教える

海外では、大学の教養課程で軍事について教えるんだそうです。

日本の大学で軍事についてまともに扱うのは、防衛大くらいでしょうか。

考えてみれば、国の防衛、軍事政策について把握し、しっかりと考えた上で、選挙で投票するためには、軍事に関する知識が必要です。

基本的人権と三権分立と平和主義しか習っていない人では、軍事に関連する政策の良し悪しはわからないでしょう。

そんな教育では、軍事色のある政策をいやがる有権者しか生まれなさそうですね。

教養として軍事に関する知識がないと、やはり、軍事政策を現実的な視点で評価、投票することはできなさそうです。

大使館はスパイ基地

北朝鮮と国交正常化した、とすると、どんなことが起きるでしょうか、という答えの一つがこれです。

大使館がスパイの根拠地になってしまうというわけです。

大使館は治外法権ですし、外交官には不逮捕特権があります。

つまり、スパイ活動をするにはうってつけな環境なわけですね。

じっさい、各国の大使館には、さまざまな形でその国のスパイが関わっているんだそうです。

まとめ

その他にも、本書には、意外とマッチしている「セーラー服と機関銃の関係」や、「北朝鮮軍の実力」など、刺激的な知識がいっぱい詰まっています。

この危うい時代の動きを少しでも理解するために、または、軍事についての入門として、オススメの一冊です。
おまけ

じつは、今回、Amazonで、中古(古本)を買いました。

買った本をペラリとめくってみると、なんと、「第11師団司令部総務課」との押印あり。

コレ、古本で出回って大丈夫だったものなのかしらん、と思って調べてみたら、平成20年に第11師団自体が廃止されていたようです。

廃止時に競売にでもかけられたのかな。

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